ミッション

福島の現状

日本国福島県は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震、そして福島第一原子力発電所事故により、未曾有の被害に遭いました。巨大地震と原発事故の被害を同時に受けた人々は世界でも福島県の人々だけでしょう。

この時、中華民国(台湾)からの義援金や援助がどれほど福島の人々を勇気づけ大きな支援となったことでしょうか。この中華民国(台湾)へのご恩は福島県民のみならず、日本国民の全てが忘れることなく次世代へと語り継がれることでしょう。

現在も福島県は放射能という目に見えない恐怖の中で復興へと努力し続け、やっと被災から10年を迎え復興を成し遂げつつあります。放射能に関してはまだ一部の地域で放射能汚染が認められますが、それ以外の地域では、世界で最も厳しい基準の元で農産物が生産されています。

福島県では食品に関して、厳しく全品検査を行い、放射能に関して世界で最も安全であることが確認されています。しかし日本国内でも風評被害が残っています。あまりにも事実を知らない日本人がまだ多々いるのです。ましてや海外において福島県への風評被害は甚大です。

福島前進団のミッション

中華民国(台湾)は、日本国の隣国というだけではなく、歴史的な関係も深く、そして人々との絆も強いことで知られています。両国をめぐる国際社会環境や政治的課題はあったとしても、両国国民の信頼の絆は100年以上も続いています。

私達は福島県を理解し支援することで、さらに両国の絆を深めることができると信じています。

中華民国(台湾)は福島県を隣国の一地域として見るのではなく、日本の大きな荷物として捉え、その重荷を共に背負うという姿勢が持てないでしょうか?

そしてその重荷は、いつしか宝物に変っていると信じています。両国国民の努力によりその重荷が宝物に変わるのです。

福島前進団は、中華民国(台湾)と日本国の人々が共に前に進むための意思表明です。中華民国(台湾)の人々が、福島県を通して日本を学び、共に学び合うための「成長の礎」です。そして福島県を通して日本国民の全てに、中華民国(台湾)を知っていただく、双方にとっての「理解の門」でもあります。

福島前進団は福島県という困難の克服を通して、中華民国(台湾)と日本国の両国国民として理解し合い成長しましょう。